ブログの管理人について >>>【関連記事】運営者情報ぽぽのオーストラリア日記
・PTEを何度も受けているのに中々目標点数に到達できない人
・「PTE=IELTSよりも簡単」と思っている人
そんな人に向けてこの記事を書きました。
まず最初に伝えたいこと
PTEに挑戦していること自体、本当に素晴らしいことです。
試験勉強って、自分の実力が数字ではっきり見える分、落ち込んだり、自信を失ったりすることもありますよね。
でも、試験に向けて努力している過程、昨日より1%でも成長しているあなたは、確実に前に進んでいます。
私自身、PTEの個人指導(コーチング)を細々と始めて約1年が経ちました。
これまでに15名以上の受講者さんを見てきた中で、いくつかの「気づき」があったので、今日はそれをシェアしたいと思います。
・約15人の生徒さんをみてきて、共通しているな〜と思ったこと
・その中で目標点数をすぐに取れた人となかなか取れなかった人では何が違うのか?
・私がこの1年間で感じた、PTE試験に対して思っていること
を書きまとめてみました。
PTEを勉強している人に共通していること
どの受講者さんにも共通しているのが
「まじめさ」と「焦り」です。
真面目に毎日勉強しているのに、スコアが伸びない。
「もう何回も受けてるのに……」というプレッシャー。
この二つが常に心の中に同居している状態の方が多いです。
でも、まず知ってほしいのは
「努力が正しい方向に向いていない可能性がある」ということ。
ただ、量よりも質ということではないのです。
私の考えは、質はある程度の量をこなした後についてくるもの。
つまり、最初から
「効率よくやろう」「ミスのない方法で完璧にやろう」
と考えすぎると、逆に遠回りになることもあります。
たとえば、
- Speakingで何度も録音して聞き直す
- Writingでとにかく毎日1エッセイ書いてみる
- Readingで知らない単語に出会ったら調べる
こういう「手を動かす」経験の中で、自分に必要な対策や理解が深まっていきます。
大切なのは、
- やみくもな量 → ❌
- 検証できる量 → ⭕
という意識です。
“ただやる”ではなく
“やったことを振り返る・分析するをセットにする”ことで
初めて努力が 「 質のある努力 」に変わります。
この視点を持てるかどうかが
PTEで目標スコアを取れるかどうかの大きな分かれ道だと、私は感じています☺️
目標点数を取れた人の特徴
目標スコアを比較的早く達成できた方の中には
確かに英語の基礎がしっかりしていたという前提もあります。
でも、それだけではありません。
実際に、英語がそこまで得意ではなかった方でも
努力の方向性を正しく定めて進めることで、目標点数にしっかり到達しています。
そんな方々に共通していた特徴は、大きく分けてこの3つです。
データ重視で取り組んでいる
モックテストや練習問題に取り組んだ後
“なんとなく”で終わらせずに、自分の弱点や傾向をきちんと分析しています。
モックテストや練習で自分の弱点を正確に分析し、
次の学習では「目的」を持って取り組む姿勢がありました。
「目的って何?」と感じた方もいるかもしれません。
ここでの“目的”とは、「何のためにその練習をするのか?」を自分で明確にすることです。
たとえば、
- 「リーディングの語彙力を測るために、今日はFIB単語問題に集中する」
- 「SpeakingのFluencyスコア改善のために、テンプレートを使った音読練習を5回やる」
など、自分がどんな力を伸ばしたいのか=目指す方向を意識して学習しています。
ちなみに、目的を見失いやすい理由には
以下のような背景があると思っています👇
- PTEの勉強方法に対しての情報が多すぎて、どれを信じていいかわからない
- 優先順位がつけられず、PTEの勉強であれこれ手を出してしまう
- 自分の本当の弱点を把握できていない= 対処すべき問題がわからない
こういう状況にあると、
「なんとなく毎日勉強しているのにスコアが伸びない」
というループにはまりやすくなります。
テンプレートを「理解して」使っている
SpeakingやWritingでは、テンプレートを使うのが定番です。
ですが、目標スコアを達成した人たちは、
ただ暗記して使うのではなく、
テンプレートの仕組みやスコアに与える影響を理解した上で、使いこなしていました。
「地図を読み解き、自分でルートを選べる人」。
テンプレートは便利なツールですが
手段として“正しく使える”かどうかが、大きな分かれ道です。
フィードバックを素直に受け取る
他人からのフィードバックに対して防御的にならず、
柔軟に改善していける姿勢がありました。
最後に大きな共通点として感じるのが「素直さ」と「柔軟さ」です。
フィードバックを受け取るときに、
- 「でも私はこう思ったんですけど…」
- 「たまたまそのときだけです…」
と自分の中で自己防衛してしまうと、
改善・強みを伸ばすチャンスを逃してしまいます。
一方で、スコアが伸びる人は、指摘に対して👇
「あ、確かにそこ意識してなかったかも」
「言われてみれば、前回も同じミスしてた」
褒められたことに対して👇
「あ、ここが私の強みなのかも?もっと意識してこの問題の点数伸ばそう」
「私、得意なんだ。この問題のこの部分、他の問題に応用できそう!」
というように、
自分の弱さや強みなど、課題を“責める”のではなく、
“認める”ことで次に活かすマインドがあります。
まとめると
- 点数が出る人は、“戦略的”に勉強している
- 「目的」「分析」「改善」の3セットができている
- テンプレやフィードバックを“使いこなす力”がある
スコアが伸び悩んでしまう人の特徴
一生懸命に取り組んでいるのに、
なかなか目標スコアに届かない…
そんな方にもいくつかの共通点がありました。
逆に言えば、
ここを意識して修正できれば、一気に伸びる可能性が高い
ということでもあります。
とにかく“回数”で突破しようとする
勉強が「作業」になってしまっているということです。
「回数をこなせば慣れて受かるはず」と思って、
分析や対策が曖昧なまま受験を繰り返している人、
この文章を読んで今、ドキッとしている人、いませんか?
PTEの勉強をしているのに、
- 「毎日何かしらやっているけど、意味があるのか分からない」
- 「とりあえず1日3時間やることが目標になっている」
このように「何のために?」が抜けた状態で進んでいると、
努力の成果がなかなか見えづらくなります。
- モックテストを受けっぱなしにして分析しない
- Speakingを録音しても聞き返さない
- Writingのテンプレートをただ写す…
これらは、「勉強してる風」になってしまっているサインかもしれませんよ〜。
PTEの勉強を継続することが目的?違いますよね、
目標点を取って自分の目的の為に進みたいですよね。
テンプレート依存で、応用がきかない
特に「SpeakingのFluencyが苦手」と感じる方に多いのが、
その課題に向き合わず、テンプレートに“逃げる”選択をしてしまうことです。
テンプレートを使うこと自体は、むしろおすすめです。
実際、スコアアップのための大きな武器になります。
ですが、「使い方のクセ」があると、
スコアの伸びにブレーキがかかってしまうかもしれません。
たとえば…
- テンプレの意味や使い方を理解していない
- 一文一句覚えてしまっていて、場面に合わせて変えられない
- 「とにかくこれを使えばスコアが出る」と信じすぎている
このように、テンプレートに思考停止で依存してしまうと、柔軟に対応できなくなります。
モックテストでいい点数が出ても、
本番で初めて出る形式や問題に直面すると応用が効かず、無駄に焦ってしまう。
その結果、集中力が切れたまま残りの問題を解くことに…
――そんな経験、ありませんか?
🌟 テンプレートは「使いこなしてこそ武器になる」🌟
PTEはAIによる評価なので
単なる構文の暗記ではなく、「流れ」や「論理性」も見られています。
自分の言葉でテンプレートを活かし、
内容を“自分のもの”にすることが求められるということです。
間違いやフィードバックを避けてしまう
録音を聞き返すのが嫌だ、
添削の指摘が多いと落ち込む…。
誰にでもある気持ちですし、よくわかります。
でも、「間違い」こそが最大の学びポイントなんです。
フィードバックを「自分を否定された」と受け取るのではなく、
「点数を上げるためのヒントをもらえた!」
と捉え直すだけで、ぐっと改善スピードが上がります。
ただ、人格を否定するような人間は・・・
人としてどうかと思うので、その場合は話は別ですよ。
スコアを上げるためのマインドセットとは?
スコアが伸びる人に共通しているマインドとは
「私は“できない人”ではなく、まだ“知らないだけ”」
この視点を持っている人は、改善に前向きですし、学習も加速している印象です。
もしあなたが今、伸び悩んでいると感じているなら…
- 「このやり方で合ってる?」
- 「どこがうまくいってない?」
- 「もっと楽に進める方法は?」
と、自分の勉強法を“客観視”で見てみることをおすすめします。
必要なのは、完璧な英語力よりも、正しい方向に、正しい努力を重ねる力。
あなたの中に、その力はすでにあるはずです😊
最後に
ここまで読んでくださったあなたは、
きっと真剣にPTEに向き合っている方だと思います。
繰り返しますが、「PTEに挑戦している」という事実だけで、
あなたはすでに十分素晴らしいので誇りに思って、
自分を褒めてあげてくださいね。
あともうちょっとの踏ん張りです。
PTEはAI採点だからこそ、
「人間らしい表現よりも、ロボット的な正確さ」
が求められると思っています。
これに気づかず、IELTSのような“自然な英語”を意識しすぎてしまうと、
PTEではスコアが伸びづらい印象です。
逆に言えば、「試験に合った戦略とパターン」を理解し、
必要な練習を積めば、誰でも得点は伸ばせます。
なので、焦らずに一度立ち止まり、“正しい方法”で勉強できているか?
を見直すことが本当に大事です。
私のこの経験が少しでもあなたの役に立てば嬉しいです✨
PTEの勉強過程でちょっとつまずいていたり
背中をちょっとだけ押してほしいという人がいれば
そういうサービスもあるのでお問い合わせください🌷
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そして・・・
今後の記事で扱ってほしいテーマがあれば、
お気軽にコメント・DMください♪
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