オーストラリアで看護師になると決めて入学して
無我夢中で課題をこなしていたらあっという間に半期おわっていました😖
はやかった!!!
大学生活、3年も長いと思っていたけどすぐ3年経ちそうな予感。。。
・・・オーストラリア大学1年目はどういう勉強するの?テストは?
>>>今回の記事では前半期の感想についてまとめてみました
オーストラリアの看護大学に入学予定の人必見の記事になっています✨
大学について
わたしが今通っている大学、
University of Technology Sydney(UTS)はセメスター式の大学なので
前期と後期の2つに分かれています。
前期に4つのサブジェクト+後期に4つのサブジェクト
1年で合計8つのサブジェクトを専攻します。
オーストラリアでトリメスター(Trimester)
前期・中期・後期の
3つに分かれている大学もあるよ
1年前期の授業について
UTSの1年目前期の看護学科では
・Foundation of Nursing Practice 1A (基礎看護学1A)
・Health and Homeostasis 1 (解剖心理学1)
・Preparation for Clinical Practice (基礎・臨床看護技術学)
・Healthcare communication (看護コミュニケーション学)
これらの4つのサブジェクトが必須科目。
看護基礎学について
看護基礎(Foundation of Nursing)についての授業です。
授業は座学とオンラインで
オンラインでチュートリアル1時間の授業と
レクチャー(講義)は4時間の授業が5週間ありました。
この基礎看護学は授業出席が80%以下、成績が50点以下だと留年確定です。
これからオーストラリアで看護を学ぼうと思っている人は真面目に授業に出てくださいね☺️✨
授業内容
看護基礎学(Foundation of Nursing)では
・看護の歴史
・パーソン・センタード・ケア
・医療安全
・看護師と患者の関係
・SNSについて
・尊厳と個人情報保護
・プロフェッショナルと看護理論
・EBP(Evidence-based practice)の看護
・ヘルスアセスメントの基礎
・医療電子レコードの基礎
・クリニカルリーズニング
についてを学びました。
看護基礎ではアセスメントが2つ
・エッセイ(50%)
・ファイナルテスト(50%)
合計100%でこのサブジェクトをパスする為に50%以上が必要した。
看護基礎学1Aの感想
看護基礎学の授業の感想としては、患者に対してなぜパーソン・センタード・ケアが必要なのか、看護師としてどういった関係を患者と築いていくことが大切なのか、看護の基礎(バイタルサイン)についてなど幅広く看護の意味を学びました。でも感覚としては広く、薄く・・・看護の表面を学習したなという感じでした。次の後期では看護基礎学1B。もう少し深く「看護とは何か」について学んでいけるのではないのかなと感じています。
解剖心理学について
解剖心理学(Health and Homeostasis)についての授業です。
授業はオンライン・座学・ラボでの解剖の3つで
オンラインでチュートリアル2時間の授業
レクチャー(講義)は1時間半の授業
ラボで2時間半の解剖や実験が7週間ありました。
解剖心理学でも授業出席が80%以下、成績が50点以下だと留年確定です。
授業内容
解剖心理学(Health and Homeostasis)では
・解剖学用語・細胞・体腔
・心臓血管系
・呼吸器系
・消化器系
・微生物学
・筋骨格系と皮膚
・薬理学と薬物動態学
についてを学びました。
解剖心理学ではアセスメントが3つ
・小テスト6つ(40%)
・ケースシナリオ(30%)
・実技試験(30%)
合計100%でこのサブジェクトをパスする為に50%以上が必要でした。
解剖心理学1の感想
解剖心理学1は日本語でも知らない身体のしくみや知識を学びました。知らないことを学ぶのは簡単ではなかったのですが、この授業は実験室で羊の臓器、心臓・肺・骨などの解剖があったり各臓器がどういう働きをしているのかを学習したので「難しかったけど楽しかった!」が正直な感想です。
実験では教え合いながら、テスト前はクラスメイトと必死に勉強してとっても楽しめました。
解剖心理学は3年間を通して授業があるのでまたこの勉強をするのか・・・と思うと気が遠くなりそうですがしっかり意識を保って頑張ろうと思います!笑
基礎・臨床看護技術学について
基礎・臨床看護技術学(Preparation for Clinical Practice)についての授業です。
授業はオンラインと実技で
オンラインでチュートリアル1時間の授業と
実技は4時間の授業が5週間ありました。
この基礎・臨床看護技術学は授業出席が100%で全ての授業に出ることが必須です。
成績が50点以下でも留年確定です。
授業内容
基礎・臨床看護技術学(Preparation for Clinical Practice)では
・衛生管理と手指衛生
・感染予防
・バイタルサイン
・A-H アセスメント
・服薬管理
・褥瘡管理と予防
・清潔・衣生活援助
・排泄援助
・転倒アセスメント
・移動補助具の使い方
・ベッドメイキング
についてを学びました。
基礎・臨床看護技術学ではアセスメントが3つ
・小テスト4つ(20%)
・バイタルサインと服薬管理の実技試験(40%)
・ファイナルテスト(40%)
合計100%でこのサブジェクトをパスする為に50%以上が必要でした。
基礎・臨床看護技術学の感想
基礎・臨床看護技術学では座学10%、実技90%という感じでクラスメイトと喋りながら楽しく学習することができました。実際にマネキンを使って練習をしたのですが、マネキンがほんっっっとうにリアルで!瞬き、呼吸、脈はもちろん血圧まで測れて最新だな〜ってとっても感動しました。
日本の看護学校でもこんな感じなんですかね?残念ながら体温は測れず。。。これからもこういうロボット技術が発展していくんだろうな、と変なところで感動しちゃいました。笑
授業内容はそれほど難しいものではなく、たくさん練習してバイタルサインなどの技術さえできるようになればパスできるような簡単なサブジェクトでした。☺️
看護コミュニケーション学について
看護コミュニケーション学(Healthcare Communication)についての授業です。
授業は座学とオンラインで
オンラインでチュートリアル1時間の授業と
レクチャー(講義)は4時間の授業が5週間ありました。
看護コミュニケーション学は授業出席が80%以下、成績が50点以下だと留年確定です。
授業内容
看護コミュニケーション学(Healthcare Communication)では
・非言語コミュニケーション
・感情的知性と感情労働
・自己認識
・コミュニケーションの8つの重要な要素
・論理的リスニングの技術
・文化について
・専門職連携の実践
・ISBAR
についてを学びました。
看護コミュニケーション学ではアセスメントが3つ
・テスト(30%)
・プレゼンテーション(30%)
・エッセイ(40%)
合計100%でこのサブジェクトをパスする為に50%以上が必要でした。
看護コミュニケーション学の感想
看護コミュニケーション学では予想通りコミュニケーションの基本を学びました。幅広い症状やコンディションがある患者さんたちに対してどういうコミュニケーションを取れるのか、看護師は機転の効かせた対応が求められるなと感じました。
授業はクラスメイトと話す・聞くということをたくさん取り入れた内容だったのでとても楽しく学ぶことができました。
看護師はコミュニケーションが命取りだというぐらいなのでとても意義のあるサブジェクトでした。✨